パリ・プラージュ

hi-ro2004-08-16


7/22の日記で「パリのセーヌ川岸に砂が敷かれビーチになる」という、パリのイベントについて書いた。知り合いがパリに住む人に、その「パリ市即席ビーチ」について「実際、どうなっているの?」と問い合わせてくれた。さっそくパリのKさんから写真とメールが来た。数枚の中から写真を一枚選び、メールの一部をここに載せておこう。

「さっそく今日、時間の合間にチョコッと写したパリ市即席ビーチの写真を送りますです。
今日はあいにく天気がそれほど良くなくて、人の出もイマイチでしたが、まぁ概要はこれで掴めるのではないか、と。


信号無しで通れるセーヌ川沿いの車道とその脇をキレイにしてデッキチェアや霧サービスや遊技場を設置、観光客とパリ居残り組のためにパリ市が去年より実施したものであります。夏の3週間ほどのヴァカンス時期、車の数が急減するのでこの通行止めもさほど問題は無く、評判もとても良いとのこと、市民のご機嫌取りがとってもウマイ今のパリ市長のお手柄であります。



良いのは、まるでコマーシャルな露店などが出ない事で、飲食の場も市の管轄で運営されています。その他、お絵書きコーナーとか、救助の訓練サービス説明会とか、ペタンク場とか、自然に関する報告コーナーとか、まぁ一種の有意義な夏休み風雰囲気がある感じで、民営の雑多さと商売っ気が無いのが良いであります。


1キロちょっとの長さで展開してるこの即席ビーチ、場所によっては砂も敷き詰めてるとか、でも今年は無いのかも知れません。期間はこの20日まで、そりゃそうです、そろそろ車に開放してやらないと渋滞で文句が凄くなる、夏もいよいよ終盤であります。


今年はまったく時間が無くてワタシは行ってませんでしたが、去年は午前中の空いてる時間に行ってデッキチェアを確保、簡単な昼食を持って行ってのピクニック気分を何度か愉しみました。こういう施設も、他の国のように、人でごった返さないのがさりげなくて良いのであります。
という訳で、パリ・プラージュ報告でありました」



とのこと、どうも今年は砂の敷き詰めはなく、みんなでとにかく川岸を砂浜を思おうという遊びなんですね。都市の一画を「とにかく○○に思おう」というスタイル。私の好きな傾向だ。パリという都市をめぐる大仕掛けの遊びに関しては、いろいろと思い出すこともあるが、それはまた、実際の砂浜で話そうではないか。