2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

黒田オサムという人

今日は、池田文痴菴や南陀楼綾繁など、ディープな名前が出てきているので、この人の名前も出してしまおう。黒田オサムである。友人が雑誌『サイゾー』の今月号で都築響一が黒田オサムをとりあげているわよと教えてくれた。本屋で立ち読みしたら確かにいた。…

ナンダロウアヤシゲな日々

さて、その南陀楼綾繁氏が本を出した。「ナンダロウアヤシゲな日々」(無明舎出版)という本である。古本のこと、タウン誌のこと、ミニコミのことがいっぱい細かく書かれた本だ。この本の隠し味は、逃避としての読書の味わいがあるところだろうか。たとえば…

海の家「キャンプストア」

またまた唐突だが、そういえば前に、本関係のエッセイスト南陀楼綾繁さんから「森永製菓の歴史を調べている。昭和初期に葉山や逗子などの海岸で、夏に森永や明治製菓が『キャンプストア』というのをやっているのだが、何か知らないか」と聞かれたことがあっ…

浜辺とアニメ

ここで突然思い出したのが、ある元アニメーターの人、林静一だったろうか、そういった人の思い出ばなし。 60年代のある夏の日、アニメプロダクションの面々は伊豆の漁村に数日泊まりがけで遊びにいく。最初は遠巻きに見ていた漁村の子供たちも、何日か立つと…

ビーチクリーン

浜辺の美しさとそこに流れついているジャンクたち。その光景をどう編集すればいいのだろう。その構想のために、早朝、アート・リンゼイのCD「Noon Chill」を聞いていた。それから、今日はひさしぶりに久留和海岸でビーチクリーンをした。

ガートルード・スタイン/落石八月月・文体

今、ウチでは、映画「月の出をまって」(ジル・ゴッドミロー/1987)を見てから、ちょっとしたガートルード・スタインブーム。パリで長い時間を過ごした作家ガートルード・スタインは、ピカソ、マチス、ヘミングウェイなどを支援した人で、彼女とその秘書で…

アルミ海の家

一色海岸のアルミ海の家、やっと形が見えて来た。工事の方も素人がセルフビルドでできる可能性も見えてきた。因みにこの海の家、海小屋が経営します。スペイン料理で軽く飲める予定。

『ビーチの社会学』読書ノート4

『ビーチの社会学』(現代書館)は、随分前に読み終えていたのだが、ここに読書ノートをupしていなかった。残りは第9章と第10章だった。9章は「サウスランド・ビーチに来ている女性たち」というタイトルで、海水浴に来る女性たちの行動についての調査/考察…

オアシスパンフ作り(建築という仕掛け)

昨日は印刷所からあがった半完成品のパンフレットを、ハサミで切って、折り直す作業を海の家オアシスの仲間とビールやコーラを飲みながら行っていたんだ。 ADが画家カリシュウと決まった時点で、フィニッシュは手作り作業と決めていた。彼は目の前で何百枚、…

アルミ海の家建設の独特なテンポ

朝、カメラマンの佐藤隆俊さんと一緒に一色海岸へ。アルミ海の家の建設現場へ。独特なテンポの仕事運びだ。ものすごく停滞したりするのだが、仕事のテンポがよくなると、あれよあれよというまに柱が立っていってしまう。この仕事の独特なテンポはアルミとい…

オアシスパンフ

森戸海岸の海の家オアシスのパンフレットができあがった。オアシススタッフが送る街の人々への言葉と店に来てくれる人々への言葉を中心にした小さなパンフレット。まだ配布前なので、コンセプトについては語らず、ミーハーな感じで紹介しとこう。この小さな…

アルミ海の家

月曜日から「アルミ海の家」が三浦半島一色海岸で建設中。海水浴場の未来を考えたプロジェクトのひとつ。2002年、建築基準法改正によってアルミ構造材が法的に認められるようになった。明日は、伊東豊雄、山本理顕、難波和彦らが出る「アルミ建築フォーラム…

竹の海の家の変化

成東の海の家では、竹が労働の気楽さを保障する大量生産品的なものではなく、正確な規格がある工業製品的フレームを構成する素材として扱われる。 また今年の海の家オアシスは、数年ぶりにデザインが変わる。見た目はそれほど変化しないかもしれないが、内部…

竹という素材について

まず「ニュースタイル海の家」について説明しておこう。 いきなりだが、イメージを20XX年のTOKYOにしていただきたい。近未来モノによくあるパターン、地球温暖化でこの都市の大部分は水没している。たとえば渋谷、外苑あたりは海の下になっており、なぜか明…

竹フレームの海の家

日曜日は、九十九里の成東までいってきた。竹で組んだフレームを作り、それをはめ込んでいく海の家の建設現場を見る。 九十九里の海水浴場は不法占拠して建てられていた常設の海の家が、常設ならではの頑丈さで、ほんとに風通しの悪いデザインの最悪なスペー…

海辺での行為をみつめていく日々

16、17、18日、宮城県唐桑半島に行ってきた。小さな造船所に3日間はりついての取材だった。海辺の労働を凝視していく時間。このテクストについては、9月になったら語り出せるだろう。 明日は5時過ぎに起きて九十九里の成東の海岸にいく。ここでは竹を使った…