海の家「キャンプストア」

またまた唐突だが、そういえば前に、本関係のエッセイスト南陀楼綾繁さんから「森永製菓の歴史を調べている。昭和初期に葉山や逗子などの海岸で、夏に森永や明治製菓が『キャンプストア』というのをやっているのだが、何か知らないか」と聞かれたことがあったのだ。


私は、葉山だけでなくいくつかの海岸で、今でも大学の広告研がその名前で海の家を出しているということ、その広告研OBたちの思い出話などが検索するとひっかかってくることだけしか語れず、お役にたつことがあまりできなかった。


なぜ南陀楼綾繁さんが森永製菓の歴史を調べているのかというと、古書を巡る雑誌『sumus』で「池田文痴菴と森永製菓」という記事を書いていたからだ。池田文痴菴というのは、よく知らないのだが、雑学考証の親玉みたいな人で、宮武外骨が好きである人なら、この人もという感じらしいのだが、これから、私も好きになるのかな。