2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「パンズ・ラビリンス」と地下世界の言葉

先日、川崎チネチッタで映画「パンズ・ラビリンス」(ギレルモ・デル・トロ監督)を見た。夏からずっと見たいと思ってきた映画であった。予告編を見た時に、これは映画の構造として好きになれるなと直感したからだ。私のフィルム・ベストワンは、ジュリアン…

大阪へ行ってきた

ここ数日、大阪へ行ってきた。いくつかの用事をするため、書店、ギャラリー、カフェなどにいった。大阪の書店を見ながらいくつか感じたことがあります。その一つに、ヤン・シュヴァンクマイエルは確実にマイナーから一歩踏み出していったということ。彼専用…

仕事について

友人の画家、出口雄大の『水彩学』は、大きな刺激となりました。 彼の父なるものの歴史の肯定、それに立って絵を描きつづけるという姿勢は、非常にインパクトをもって受けとれました。 出口の歴史肯定の仕方に関しては、様々にいいたいことがあり、 その思い…

『水彩学』について

友人の画家、出口雄大が『水彩学』(東京書籍)という本を発表した。一読して思ったことは、「男前の本じゃのう」ということだった。 この本は、職業的には水彩画のイラストレーターである出口が、今、巷で人気が出てきた水彩画を教えるというもの。水彩に関…