2005-01-01から1年間の記事一覧

2005はこうして過ぎていった

築地で今年の暮れも働かせてもらった。栗きんとんに丹波の黒豆などを扱っている店。晴海通りの拡張で店は小さくなり、一緒に働く若者たちも今年はいない。晴海寄りのあたりにオフィスビルもできて、人の流れも少し変わってきている。 相変わらず、「おいしい…

師走だ!

もう年末だ。 歳末になると私は、築地のキントンヤさんの店員にならなければいけない。 それなりの量の原稿を書かなければいけないのだけれど、暮れには築地で働かなければいけないのだ。これは運命なのだった。 店員の格好をしている私が、築地で友人にばっ…

ノルウエーのジャズグループ Motif

今月は、新宿のpitinでノルウエーのジャズグループのライブに行ったのだった。 12月3日のこと。バンドの名はMotif(モテーフ)。http://invs.exblog.jp/i2 Atle Nymo (アトレ・ニーモ) tenor saxophone/bass clarinette Goran Kajfes (ゴラン・カイフェス/…

映画館の笑い声

このblogでも時々触れる映画批評家、今村太平。 私は、音楽の展開やアニメーションの登場人物たちの奔放な動きを 的確に描写する彼の文章が好きなのだ。 夜、ソファーで寝転んで本を読んでいたら、「今村太平君に」と献詞のついた詩をみつけた。詩人の北川冬…

ボーイズルーム

エクスナレッジ社から『世界のボーイズルーム』という本が出た。 男の子の部屋のインテリア写真を集めたもの。一部お手伝いしました。 この出版社の子供インテリアシリーズで仕事をするのは2回目。 今回もチェコの写真家、ヴェロニカ・ザプレタローヴァに写…

「アート」と「防災」

土曜日に続いて11月27日の日曜日も、横浜トリエンナーレに行った。 BOAT PEOPLE Association」というグループが開催した『水上シンポジウム都市の浮動産「L.O.B.・-13号」、ポスト・トリエンナーレのシナリオを考える』に参加したのだ。 このグループは、船…

横浜 トリエンナーレで浮動産について考えにいく

11月26日は横浜トリエンナーレで友人の画家、出口雄大とラジオをしたのだった。 大榎淳、みかんぐみ、上屋番のラジオ屋台「FMヨコトリ」に行って、「レゲエ/美術を語る」をやったのだった。 美術展なのだから、仲間たちと美術の話をしたかったのと、美術の…

今度の土曜日は、横浜トリエンナーレで「レゲエ/美術を語る」

今度の土曜、11月26日、横浜トリエンナーレで、またまたラジオをします。 テーマは「レゲエ/美術を語る」。 葉山の画家、出口雄大氏を連れ出して語り合います。 トリエンナーレは美術展ですので、美術について語っていきたいと思っていたのですが どうせな…

あの土曜日は1980年代の話をした

11/12は、横浜トリエンナーレのラジオで、ラジオホームランのかつての仲間、それに、トリエンナーレに来ていた小倉利丸さんや毛利嘉孝さんらも加わって、ラジオパーティをしたのだった。 テーマは80年代、さまざまな話をした。 80年代初期から始まった下北沢…

11/12横浜トリエンナーレ/ラジオの予告

何度かここで書かせていただいていますが、明日、11/12の横浜トリエンナーレの「FMヨコトリ」でやるラジオの予告です。 ラジオホームランや、亡くなったアーティスト宮前正樹君のことを語りつつ、1980年代のことを考えてみるパーティになると思います。 その…

フランスの暴動も、80年代「わたし」問題を思い出させてしまう

自由ラジオの場合、「ある日、あるテーマでラジオをする」と決めることは、決めた時からその日まで、自分というものを、その日の仲間たちの話し合いのイメージに向かわせながら生きるということだ。 今度の土曜日に、横浜トリエンナーレのFMヨコトリで、仲間…

FMヨコトリで、80年代の話や宮前正樹君の話をしようと思う

今週の11月10日(木曜日)は、 韓国のパーカッション+パンソリ+ドラムンベースバンド=PURIのコンサートに行く予定です。 (草月ホールです) ■それから11月12日(土曜日)は、 横浜トリエンナーレでFMヨコトリやります。ラジオホームラン時代の仲間と「19…

自分のことを僕と呼ぶ女性について

静岡で起きた「母親毒殺未遂高一少女事件」の新聞記事を読んでいて気になることがあった。それはその少女が自分のblogで、自分のことを「僕」と書いていたということだった。 なぜ、そんなことにひっかかるのかといえば、私は、「自分のことを『僕』と呼ぶ女…

新幹線の中で『クラブカルチャー!』を読む

仕事で神戸、青森、仙台という都市を巡りつつ、東京に戻っては韓国のリズムバンド「PURI」の 公演パンフレットの校正などを行なっている。 新幹線の中では湯山玲子が書いた『クラブカルチャー!』(毎日新聞社)を読んでいた。 さまざまな読み方ができる本だ…

ラジオとレイヴ

10月8日の土曜日は、横浜トリエンナーレでラジオをやった。大榎淳とみかんぐみ、上屋番の「FMヨコトリ」でのラジオ番組である。 海の家の話を発端に、さまざまな人々が出会えるスペースについての話をした。 みかんぐみのHさん、Boat PeopleのSさんを交えて…

横浜トリエンナーレでラジオ

横浜トリエンナーレでラジオやります。 横浜トリエンナーレ http://www.yokohama2005.jp/ 大榎淳とみかんぐみ、そして上屋番が、ラジオ屋台ともいうべき移動式ラジオ局「FMヨコトリ」を作って会場で放送をしている。今回、私はそこで、期間中に2〜3回くら…

*『下流社会』から『モンゴ』ヘ三浦展の『下流社会』(光文社新書)が気になるのは、1980年代後半から現在までの私の興味、「汽車住宅」(第二次大戦後に出現した乗り物を使用した転用住宅)や「海の家」というスペースの中にある問題と関わっているからだ…

韓国/PURI/横浜/トリエンナーレ

11月に来日する韓国のバンド、PURIのコンサート用パンフレットを製作することになった。 サムルノリの後を次ぐ強力なパーカッションバンドとして、確か2000年の来日時に私は見ているのですが、その後メンバーチェンジが行なわれ、現在、かなり斬新な音楽を志…

『マッチラベルvs小屋』無事終了

根津の喫茶店NOMADで行なった南陀楼綾繁さんとのチェコをめぐるトークショー「マッチラベルvs小屋、もしくはチェコというマニアが幸福になる国について」は無事に終わりました。 36人もの方々が来てくれました。 つたないわれわれの話を最後まで聞いていただ…

展覧会場に泊る

BANKart1929からプレスリリースが来ていた。 読んでいたら、横浜トリエンナーレの期間中、全館24時間使えるようになるらしい(10/28〜12/18)。ということは「泊れる」のだ。 「横浜トリエンナーレ認定・ボランティア、作家アシスタントが原則」と書いてあっ…

写真展『極東ホテル』−−山谷のホテルに泊る外国人バックパッカーたち

『ブロンドの恋』を見終わった後で、四谷三丁目の写真ギャラリーRoonee 247 photographyに行って、鷲尾和彦の写真展『極東ホテルPassengers In The Far East』を見る(写真展は9/4まで)。 http://washiokazuhiko.jp/ 山谷にある外国人バックパッカー向け宿…

チェコの女工映画を見る

9月1日は、東京都写真美術館ホールの「2005チェコ映画祭」に行く。11時の回の『ブロンドの恋』を見た。ミロス・フォアマンがハリウッドに行く前、チェコで撮影した1965年の作品である。 製靴工場に勤めるブロンドの髪の女工の物語。 私は60年代の女工たち…

GAY/海の家/とんちピクスル

日曜日は由比ケ浜の海の家「パパイヤ」で茂木隆之さん主催の「とんち音の波」。 福岡のとんちピクルスという音楽ユニットを中心としたライブ&DJ大会。今回初めてごあいさつした茂木さんがデザインした単行本『ひとり』(アスペクト)は好きな本。とんちピク…

カチーナ人形と微かな文化配置変換について

土曜日、神奈川県県立近代美術館葉山館に行って「アンテスとカチーナ人形」展を見てきた。開催日1日前のぎりぎりで、時間をつくって見てきた形になってしまった。ホピ族のカチーナ人形の存在には魅了されたのだが、ここではこの展覧会で行なわれたイベント…

マッチラベルvs小屋、もしくはチェコというマニアが幸福になる国について

日曜日は、書評家の倉本四郎さんの三回忌「ひぐらし忌」に出席した。この会では、そう、ちょうど団塊の世代にあたる方たちと酒を酌み交わすことになる。週刊現代、日刊ゲンダイ、週刊ポスト、そういった編集の修羅場をくぐりぬけてきた人から、その当時の話…

フリーターとドヤ

若者たちとドヤについて、少しだけ書いておこう。 日経流通新聞の7月20日版によると 「石垣島を中心とする沖縄県八重山地域では2003年、約35年ぶりに人口が5万人を突破した。直近10年間で1割近い増加。原動力の一つがフリーター層」だという。 「住民票を移…

このような旅は?

首都圏以外、それから外国にも、葉山の海岸のニュースタイル海の家を体験したいという人はいるだろうな。宿泊費とか交通費とか考えると、なかなかいけないと思っている人がいるかもしれない。そんな方々によい情報を手にいれました。 「Yokohama Hostel Vill…

横浜マイナークラブツアーヘ

横浜トリエンナーレでラジオをやるO氏(ラジオホームラン時代の仲間)と久しぶりに会う。昨夜はラジオアクティヴィストK君を案内役にして、横浜のマイナークラブシーンを見るためのツアーなのだった。 みなとみらい線馬車道駅そばの旧帝蚕倉庫「北仲 White」…

ラジオの打ち合わせの中に

今日は朝からTokyoFMの番組に出演してきました。といっても、約5分間電話で話をするというもの。もちろん話題は海の家について。私の仕事部屋は相模湾が見渡せるのですが、その海を見ながら、生放送で海辺というスペースの意味について話す素敵な経験でした…

いくつかの情報

あるメールマガジンで記事を書いた。そこから来られる方もいると思うので、いくつかの情報をここでまとめておきます。 ● まずビーチクリーンをめぐるパンフレット「Beach Clean Comics」は、葉山の森戸海岸の海の家オアシス、一色海岸の海の家ブルームーン、…