快調!「オアシス音楽史PART2」編集作業

幕張で用事をすませて、葉山のHさん宅に行きラジオ番組「オアシス音楽史PART2」の編集。
ものすごく大雑把であると同時に、端の糸屑を丁寧に取り除いていくような細かい作業。


1992年くらいから現在までの、葉山の海岸に立つ海の家の音楽史。主にジャパニーズレゲエの歴史が展開される。なんだか民族音楽の研究家、小泉文夫になったような気分で楽しい作業時間。


そういえば、昔、鈴木家という羽田にある一軒の家のスペースの歴史が、日本語ロックの歴史と連なっていくという構成の本を作ったことがある。当時、新宿書房にいたMさんのお世話になって構成・執筆した鈴木慶一の『火の玉ボーイとコモンマン』(新宿書房)。


スペースの音楽史って昔から好きなのだ。


あと2、3日で最終チェックして、ラジオはUPするつもり。HOMEGROWNのシンジMANの語りがほんとにおもしろい。楽しみにしていてください。


ちょっと美術館の話を。最近、このblogでは、今、葉山の近代美術館で開催されているベン・ニコルソン展について何度か触れている。この美術館で次は何をやるのかなと思っていたら、4〜6月はドイツの表現主義の彫刻のヴィルヘルム・レームブルックだということがわかった。興味深いのは「女性を強奪する身振り」というモチーフが、彼のスケッチなどに何度も出てきているところ。とにかくこの海辺の美術館で展示される芸術家の提示する問題は、受けてたつ!と勝手に決めたので、今年の春のテーマは「海辺における女性の強奪」……なのだろうか……う〜む。激しい春が来そうだ。