たとえば、海の家についての2/15のコメント

葉山という小さな地域を対象にしたインターネットラジオで海の家についての番組に出た。その番組が議論を再燃させていることは既に書いた。あるblogにコメントを書く形になり、文章を書いてみた。
http://www.kaigansen.com/inputoutput/

まあ、海の家について、自分はこんな立場にいるということを理解していただこうということで、ここに載せておこう。

ただリンクを飛んで読んでいただければいいわけだが、やはりそれだけだと、このblogを読んでくれている人向けには不親切な気がしたので、少し変えた文章にして載せてみます。

コメントが遅れて申し訳ありませんでした。「2003年夏のオアシス問題」についての考えを書いておきます。(この問題についての簡単な説明、この問題への私の基本的な考えはid:hi-ro:20040201に書きましたが、今回はもう少し具体的な考えとなります)


騒音、駐車違反の問題ですが、これは海の家オアシスが「持続性を意識しつつ」解決すべきだと思います。多くの人が楽しみにしている海の家が「持続的な活動」ができるように(近隣の人たちとの関係がうまくいかなければ持続性は望めないわけですから)、オアシス側が自分たちでよく考えて方策を出すべきでしょう。


「持続性」を強調しているのは、ニュースタイル海の家は、単なる海辺のレジャー空間としてではなく、私たちのこれからの暮らしにきっと意味がある空間性をもっているからだろうと私が考えているからです(たとえば未来の省エネルギー時代のマンションの中庭に、海の家のノウハウを使った夏だけのカフェなども考えられるでしょう)。


さて、ライブから生ずる騒音に対する解決策は、音量、音質の変化、ライブの終了時間の厳守、音楽家の傾向を変える、ライブの回数を減らすなどの方法があります。


経済的なこと、音楽への愛情などを考えると、こうした変更は店側は相当つらいはずですが、実際に迷惑を被っている方がいること、そして「持続性」を考えればしょうがないことでしょう。このことに関しては私は実際に彼等に会って話しますし、オアシス側も既に当然考えていると思います。


車から派生する騒音や駐車問題も何らかの方策は出すでしょうが、実際には多くの問題があると思われます。具体的には駐車場にできる土地が非常に少ないことと、この地域ならではの交通事情があります。後者の問題は、休みの日の葉山全体の交通事情を見るとわかる通り、抜本的な解決策が必要になります(将来的には夏の葉山は、自家用車を入れないといった、ヨーロッパで行われているような試みも考えられるでしょう)。


また、実際に迷惑をかけている方々への対応をしっかりと行うことは、街に生きる人間として当然のことと思われます。


オアシス側の対応が遅いということですが、今、ここで行われている議論がオンライン上で行われているということを私たちはよく自覚すべきです。たとえば、この議論がなされているいくつかのBBS、ここや私のblogにはこのメディア特有の時間が流れています。いや、あれからもう半年はたったと考える方もおられると思いますが、この議論が今されているのは、インターネットラジオというBBSと親和性のあるメディアで行われた番組がきっかけになっているという事実があります。つまり「もう半年」という気づきもネットの世界に規定されているということです。
(ただし産業振興課など行政に直接苦情を訴え、その対応が遅いといったことなどに関してはもちろん例外です)


私はこの騒音、駐車違反、街の雰囲気の変化といった問題への対応は、別にインターネットで行わなくてもいいし、むしろこうした問題の解決は実際の地域で実際に行為すべきことだと考えています。その点でいうと、夏だけ営業するという形態を踏まえ、通常の海の家の業務の流れでいえば、内部調整が今くらいで、外部への対応はこれからと思うのですが、いかがでしょうか。