「EASTERN CABARET WORLD」4日目

4日目は、うって替わって素晴らしい演奏が展開された日だった。TRABANDも巻上公一も非常によかった。梅津和時のおかげである。今日の対バンは梅津率いるこまっちゃクレズマ。暇な時、遊びで、戦時下になった場合、この人はどうなるかと時々考えるが、梅津は転向しない気がする(こんな遊び今夜でやめますね)。未来都市のしがないキャバレーで演奏しつつ、大友をアパートにかくまっている光景……。梅津は多田葉子らとともに、とても着実で色のある演奏を展開した。

TRABANDは素晴らしい疾走感で突っ走った。逃走の音楽として完璧だった。