アルミ海の家は今

 夏の海の家であったあの人は、この季節に何をしているのかしら? と思うこともふとあるだろう。2004年の夏、一色海岸に登場したアルミ海の家「海小屋SUS」が今、どうしているのかを紹介しよう。実は福岡の花屋で働いているのです。夏の終わりに解体された海小屋SUSは、SUS本社(静岡市)で、潮風などの影響、海岸環境でのアルミの劣化などを調査された後、福岡市博多区にあるココスガーデンという花屋さんに購入されたのである。海の家とほとんと同じ形で建てられ、なかなか素敵なフラワーショップになっているらしい。海小屋SUSは、夏は海辺に冬はスキー場に移動して建設するというプランもあった仮設建築であった。解体作業も建築も簡単で、ココスガーデンではわずか6日間で完成したという。
福岡に出張でいった時には、行ってあげてくれ。ココスガーデンの本店なんだ。今でも髪は銀色だろうか、君も友だちならたしかめてくれ。