CODAN

先週は江東区にある「東雲キャナルコートCODAN」という都市再生機構が作った団地に行って下見をし、その後、関係者にインタビューを行なったのだった。
山本理顕伊東豊雄隈研吾、元倉眞琴といった建築家がデザインした共同住宅が立ち並ぶ、最新鋭の公団=CODANである。


山本理顕は、明確な考え方を語り、それを実現するための空間を非常にわかりやすい形で提出する建築家である。住宅に関する山本の考え方とは、家族のあり方はもっと多様なはずだ、また集住のパターンはもっと豊かになっていい、ということだ。そのために、さまざまなバリエーションに対応できる住宅空間を作っている。また、ただ住むだけでなくそこで働くことができる住空間を作ることで、集住のパターンをより豊かにする試みも行なっている。といっても、現時点では、外部から見たり関係者の話を聞いただけなので、それがどのような経験ができる場であるかはわからない。今週撮影で内部に入ることができる予定なので、このことが確認できるのだと思う。