校正闇討ち事件/薩摩藩VS佐賀藩VS長州藩

このプロジェクトの女性たちがまた驚くべき人たちで、夜遅くまで、幕末、イギリスへ密留学した長州ファイブのことや、日本で初めての工業コンビナートともいうべき施設を造った島津斉彬について語るのだが、それが熱いのである。頭がクラクラしてきた。
昨日は仕事を紹介していただいたデザイン事務所ベターデイズでラフ入れ。大久保さん相変わらず忙しそうだ。ロック話でもしようかなと思ったが、すぐ次の打ち合わせに入ってしまっていた。
次は校正だ。
ちょっと気になるのが、その校正である。九州地域に行くとよく感じるのだが、まだ幕末を生きているような人がいるのである。この人たちは、1枚の写真の選択、キャプションの1行にも命を賭けて闘うのではないか。幕府対長州・薩摩。あるいは薩摩藩VS佐賀藩VS長州藩などの闘いに巻き込まれ、校正がめちゃくちゃになるのではないだろうか。長州藩満州帝国を結びつける人物たちも、この校正チェックをするらしいし。とんでもないことだ。今年の暮れから正月は、幕末の志士たちのような九州や山口の人々の間で逃げ惑うことになるのか。河岸に追いつめられた時には、一刀両断の技を見せねばなるまい。キラリ。