店員への道を歩き続ける

店員への道を歩き続ける。レジを手に入れ、レジ打ち練習。ラフォーレ原宿シュヴァンクマイエル展まであと1週間。


電車に乗る。東京ビックサイトで行なわれていたコミケの人々と遭遇。アリの巣を発見しにいくようにその行列を逆に辿っていく。広大な会場にはテーブルがずらりと並べられ、もう後片付けが始まっている。奇妙な服装をした子たちが横を通り過ぎていく。とてもとても大きな出来事に間に合わなかったんだ。唄がこみあげてくる。なんだか愛らしい人たちがばらばらといて……その人たちに付いて行ったら、25日のラフォーレ前だったらいいのに。


初日の25日(土曜日)、図録を買った方々のためにヤン・シュヴァンクマイエルのサイン会があります。詳細は以下のサイトへ。
http://www.lapnet.jp/eventinfo/img/cm/lm/070825_svankmajer/content.html


銀座の映画館の前を通る。ブコウスキーの自伝を映画化したもの。エレベーターの前にきれいな女の人がいて「満席になりました〜」と大声で伝えている。喫茶店に入ってケーキとコーヒー。テーブルに高祖岩三郎『ニューヨーク列伝』(青土社)を解体したモノを取り出す。都市について書かれた書籍はバラバラにし、パンフレットのようにして持って歩き、街のいろいろな場所で読むようにしている。その日、持ってきた断片は「群衆身体(アーバン・スペース)に花を咲かせよ!」。ニューヨークのコミュニティに於ける「庭=運動」について。レモンケーキを食べた後に読み出す。