楢山節考の仮設バー/東京サイハテ観光千駄木ほうろう

行ってみたかったバーがある。「ファイブパーセントブレーク」という店。今村昌平監督の作品『楢山節考』の撮影時に、美術担当の稲垣尚夫氏が馬小屋を改造して作った。「200%働いて、5%遊ぶ」という意味の撮影スタッフと俳優達のための仮設酒場だ。
映画の撮影隊・馬小屋・仮設バーの3大話。それでグッときてしまうではないか。
実は撮影隊や軍隊の食事用施設には昔から興味をもっていて、戦争ものとか大嫌いなのだが、兵士たちがいい加減ではなくて、それなりにうまそうな食事をしているのが映され且つ調理用の施設とかが見えると、なんかうれしくなってしまうんだ。
この稲垣氏の話が掲載されているのが、劇団1980が行う「映画監督今村昌平 追想公演『ええじゃないか』」(5/7〜5/11 紀伊国屋サザンシアター)のパンフレット。知り合いが編集しているのだけど、とてもおもしろい冊子になっている。小沢昭一河野洋平(映画『ええじゃないか』に出演しているのだね)、マーティン・スコセッシキム・ギドクなどの話が掲載されている。


最近行って楽しく時間を過ごせ、且つうまかった店についてメモしておこう。京都・河原町のスアン。ベトナム・フレンチの店。それから東京・目黒区中町のボブ東京。くつろげる和食のお店だった。


千駄木古書店、「古書ほうろう」で、5月17日、出版記念幻灯トークショー『東京サイハテ観光千駄木ほうろう』というイベントが行われます。
交通新聞社から出た『東京サイハテ紀行』(文=中野純、写真=中里和人)に関するスライドトークショー
一部と二部に構成が分かれているのですが、二部のゲストとして、私、ワタナベ登場いたします。
2月に行った東京サイハテ観光房総ツアーについて、中野さんや中里さんと話をします。よかったらいらして下さい、そして気が向いたら声をかけて下さい。詳細は以下で。
http://www.yanesen.net/horo/info/1659