機内誌/フランス装/名作

JALの機内誌に原稿を書いています。この6月、JALの飛行機に乗ったなら『SKYWARD』を見て下さい。「沖縄 気持のよい琉球の家を訪ねて」という記事です。沖縄の住宅を巡る旅をして書いたものです。北部の集落、備瀬の家やフクギの並木、本部町の森の中の家、宜野湾のコンクリートブロック住宅、南城市知念、久高島を望む家などなど。ポイントは海ががーんと見れる視覚系建築をあえて避けたとこ。何かに守られている家を訪ねたところです。
写真は福岡耕造さん。最近、リリー・フランキー氏と『ビートルズへの旅』(新潮社)を出した人。
福岡さんとは今月から某PR誌で連載の仕事に入ります。


山口信博さんにデザインをお願いしていた本、できあがりました。
70代の女性の私家本です。
タイトル『美濃、いつしか故郷となりて』
著者 高梨浩子
四六判で、本文212ページ1C  口絵14ページ4C 
製本形式 フランス装/スリーブ入り。美篶堂式による手作業での4ページ1台製本
遊び紙として、手漉きスカシ入り美濃紙いり
表紙の平と背のタイトル、スリーブの平は、活版 スミ1色
部数:200部
編集した自分がいうのもなんですが、とても素敵な本になりました。


某文庫シリーズの広告のための文章を書いています。すごい名作ばかりを読み続け、解説・あらすじを書く仕事。ビートルズを聞きながら仕事をしていました。名作には名作を。


友人に事情があり、その友人との共同生活に入りました。ついにこういう時代になったんだ、と思っています。まあ、料理がうまい人なので、ここ2、3日とっても素敵な食事ばかりしているし、台所もきれいにしてくれるし、夜は酒飲みながら話せるし……楽しいんだわ。


6月11日、朝日新聞朝刊の文化欄に、映画「二十四時間の情事」に出演した女優エマニュエル・リバが広島での撮影時に、自分のカメラで撮った当時の写真が発見されたという記事が載っていた。
リコーフレックスの六六判のカメラで撮ったと書かれている。全部で8枚の写真が掲載されているのだが、とても素敵な写真だ。
1958年のヒロシマの町並みが写っている。
私はあの都市のバラックにとても興味をもっており、かつてあったスラムの写真が載っている雑誌とかもっている。ここにもバラックが撮影されている。さらに「どーむ」という喫茶店の建物(何故か隣の記事の磯崎新をどこか感じさせる!)そしてヒロシマの夜の映画館前に立つアラン・レネの魅力的なスナップ。12月に東京・銀座のニコンサロンで写真展が開催されるようだ。
久しぶりのよいニュースだったな。


そうそう、例の書評集・上巻、最後の工程が近づいてきましたよ。がんばらねば。(関係者の方々、遅れていてすみません)