倉本四郎さんの遺作『招待』

帰宅すると、昨年の夏の終わり亡くなられた倉本四郎さんの奥様が送ってくださった、倉本さんの最後の作品となる『招待』(講談社)が届いていた。

倉本さんの仕事をめぐる文章は
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夜遅く、最初の何頁かを読む。痴呆老人の頭脳の中の満州の描写。


実は私の父親も満州帝国に行っていた人間で、最後の数年はボケた。この本をきっかけに、晩年の父の頭脳の中の満州を想像する。私の父の幻想には、ある一人の刑事がいたのだが、その男をハルピンの街に立たせる。しばらく、その男を歩かせながら、あるストーリーを楽しむ。

それはいいとして、この本は、読んでからまた感想を書きます。