舟小屋ー風土とかたちー展

hi-ro2007-03-02

3月2日。今日から、名古屋の「INAXギャラリー名古屋」で「舟小屋ー風土とかたちー展」という展覧会が催されます(3/2〜5/25)。
http://www.inax.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_000906.html
若狭を中心にして、日本海沿岸に分布する舟を収納する小屋についての展覧会。
雪や雨から木造の舟を守るために作られた舟小屋は、漁村の暮らしや歴史を見せながら、それぞれに個性的です。そこには漁師の仕事の中心となる船がしまわれるので、あらゆる漁具が集められています。狭いところに仕事のエッセンスが凝縮されているからでしょうか。それとも人は、モノを収納する仕方に一年の暮らし方や集落の歴史を見せてしまうからか、舟小屋は漁村の仕事や暮らしを知るのにとても適した空間なのでした。
その小さな建物を注意深く感じ取ることは、海辺空間を見る新たな視点を獲得することに繋がると思います。


私は、展覧会とそこで発行されるブックレットの製作に昨年の10月くらいから関わってきました。
11月には、「海の家」の件でもお世話になっている日大理工学部の畔柳昭雄さんや、コミュニティ計画研究所の中村茂樹さん、写真家の中里和人さんらと、若狭や能登の漁村を歩いてきたのでした。なんだかとても楽しい旅ができたのでした。


ブックレット「舟小屋ー風土とかたち」のデザインは、祖父江慎さんと吉岡秀典さん。素晴らしいデザインです。私も各地の舟小屋についての文章を書いています。3月の中旬には、書店でも見ることができると思うので、手にとって見て下さい。


最近、私は5月にオープンする某映画監督の記念館の図録の製作に関わっています。関連の映画や文献を漁っている日々。本日は、その人が70年代に関わっていた非常に興味あるテレビ番組のDVDを手に入れてきました。もう少したったら色々と書いてみたいと思います。興味ある事柄を伝えられると考えています。


ラジオを中心にした事務所スペース「Home run Factory」が、来週末、秋葉原でオープンします。近々、オープニングパーティーのお知らせを、知り合いの方たちに送るつもりです。