2005-01-01から1年間の記事一覧

奥成ラジオのテーマミュージックは、OKIDOKIだあ!

本日、東京・高井戸の某所で奥成達ラジオ「nusic books」のテーマ曲、録音してきました。音楽はOKIDOKI。サックス/クラリネットの多田葉子さん、ギターの臼井康浩さん、テューバの関島岳郎さんのライブ・パフォーマンスユニット。奥成さんなんだからJAZZの…

海と森を巡る対話

今、東京・京橋のINAXギャラリーで「唐桑・海と森の大工展」が開かれているのだが、その関連企画が決定した。 ■4/19は世界各地の海洋民族と船を追うフォトジャーナリスト門田修氏のスライドと話。聞き手はドキュメンタリスト瀬戸山玄氏。日本でもかつて伊勢…

アルミ海の家は今

夏の海の家であったあの人は、この季節に何をしているのかしら? と思うこともふとあるだろう。2004年の夏、一色海岸に登場したアルミ海の家「海小屋SUS」が今、どうしているのかを紹介しよう。実は福岡の花屋で働いているのです。夏の終わりに解体された海…

高橋悠治の演奏のように『海辺のカフカ』を読む

高橋悠治の『ゴルトベルグ変奏曲』の演奏会へ。クラシックの演奏会に行って、いつも気になるのは、観客の中にいる、小さい頃からクラシック音楽の教育を受けて大人になってしまった人の姿。この日本社会でクラシック音楽やバレーを小さい頃から学んでしまっ…

はぐれ雲

先週の土曜日は家でPARTY。近くにSOLAYAというリノベーション系バーが出来たので、それに刺激されてのOPEN HOUSE! あの店にみなさん、けっこう行っているみたいで、その流れで呼びやすいんだ。OPEN HOUSEした時、この家は「はぐれ雲」という名前のスペース…

NUSIC BOOKS /INAX/TRABAND

詩人の奥成達さんが本について話すラジオ番組「nusic books」の第一回目、収録完了。テーマは日記本。マガジンハウスの元編集者、吉田仁さんの『葉山日記』から殿山泰司『JAMJAM日記』を経て原正孝の旅日記映画本『初国知所之天皇』、同人誌『麒麟』(松浦寿…

All the young dudes Carry the news

ある本のプロジェクトで、建築家のHさんのお話をうかがってきた。主題に関しては、改めて書くことにして、雑談の中で聞くことができた印象的なお話を。「クロアチアの建築家たちが、これから出てくるのではないでしょうか」という話。彼の土地で建築に関する…

奥成達さんとラジオ

3月から詩人の奥成達さんとラジオの番組を作ることに決めた。 友人の画家dが今、赤塚不二夫さんについて考えている。赤塚氏の漫画を見ることによって、日本の美術という制度のあり方、さらに自分が絵を描くことについて考えようとしている。その影響もあって…

ビートニクが集う海辺の街。それを「生息地」として見ること。

SOLAYAの帰り道、真っ暗な夜空にたくさんの星々。丘の上から海を見ながら家へと向かう。タヌキやキジが棲む林に沿って蛇行していく小道をゆっくり降りていく。 「命あるものは何であれ、生息地が必要だ。それは成長するための文化の温もりと湿り気をもったも…

今月は「フィルムは記録する」

建物の世界でいえば、海の家や作業小屋がずらりと立ち並ぶような光景である。今月下旬から始まる「フィルムは記録する2005:日本の文化・記録映画作家たち」(京橋のフィルムセンター)のラインナップですね。(2/22〜3/27) 商業映画がビルディングだとする…

保坂和志の小説に「出てた」男と会うこと

「キミ、小説に出てたでしょ?」 20数年ぶりにばったり出会った友人に思わずいってしまったのだが、相手も「あ〜あ、保坂の小説のことでしょ」とすぐに答えるのだった。 それは昨年の12月の銀座の路上のことだったのだが、その友人Tと先週新宿の店でゆっくり…

SOLAYAという店、そのフライヤーの地図について

寒いけれど、青空がきれいだ。 今住んでいる秋谷の丘は、青空と広がる海が楽しめるところなんだ。 その丘にある自分の家から歩いていけるところにお店ができた(この時点ではまだオープンされてませんよ)。 上から見るとノーチラス号を思わせる形の長者が崎…

ポップ場で労働するミュージシャンの「ばらつき」

母親の体調の変化もあり、最近は東京の実家にけっこういっている。家ではテレビをまったく見ないのだが、東京の家だと少し見てしまう。MTVのような番組。映像の演出でおもしろいと思うものもあるが、やはりバンドの映像的魅力は、こんな奴がこのバンドのメン…

海辺のFINAL HOME

今日、ビーチクリーンをFINAL HOMEというコートを着て行った。「もし戦争や災害で家を亡くしてしまった時、ファッションデザイナーである私はどんな服を提案できるか、またその服は平和の時にはどんな姿をしているのか」 その問いを自分にしたデザイナーがい…

初めてのビーチクリーン

今年初めてのビーチクリーンを久留和海岸で行ってきた。浜を見下ろす場所から一見すると美しい海岸だが、近づいてみれば相変わらずのペットボトルなどのゴミが打ち上げられている。散乱するゴミとゴミに線分を引いていけば、巨大スーパーマーケットの立体図…

中継車というあり方

テレビではなく、直に駅伝を見て思うことは、中継車がカッコイイということだ。テレビでみていると、先導するオートバイとか中継車が邪魔くさいと思うのだが、実際に見ていると中継車という存在がイイ! 映像機材がぎっしり入っている車に鉄パイプなどで組ん…

beach hut on the blogからのお年玉

ここで箱根駅伝のあまり知られていない楽しみ方をお教えしよう。beach hut on the blogからのお年玉です。このテクスト部分は1週間載せておき、あとは消します。(お年玉でした)

お正月は温泉/箱根駅伝

正月である。元旦から近所に住む建築家の方と真鶴の温泉&駅伝の旅に出かけた。まずは相模湾の雄大な景色が見える温泉プール&露天風呂の「オーシャンスパおおきじま」。湯河原駅から送迎バスでいく。水着をつけて入る温泉プール&露天風呂。風呂に入って海…

チェコアニメ老嬢

さて、築地の売り子としての毎年の持続的楽しみは人間ウォッチングである。チェコアニメにでも出てきそうなキャラクターの老婆がずいぶん増えてきたなあ。多分60年前くらいの若い女性のファッションの要素の歴史的風化と、今までの日本の高齢者にはなかった…

80年代都市戦争関西疎開派としての都築響一

また脱線してしまうが『en-TAXI』最新号で都築響一の特集をしているが、なんだか詰めが甘い。それはいろんな箇所に出ていて、たとえば彼の仕事を並べている「都築響一WORKS博覧会」の書籍欄にとても大切な本が落とされていたりする。責任編集者には本マニア…

築地というテリトリー

さて、暮れから正月にかけての報告をしておこう。 実は歳末の数日、築地の佃煮屋さんで働いていた。 兄の友人が築地のお店の御子息で、私達兄弟は10代の頃から歳末になると築地で栗きんとんなどを売って過ごすのである。それぞれ仕事をもっていながら、そし…

みなさま、明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。